今、エネルギーの在り方が大きく問われています。地球温暖化への危機感からカーボンニュートラルへの関心が高まり、化石燃料を中心とした既存エネルギーから再生可能エネルギー比率を高めていく動きが急速に進んでいます。これから数年の間に、環境と経済のバランスを確保しながら、如何にして次の世代への道筋をつけていくかが、社会の大きな課題となっています。

私たちＥＮＥＯＳ総研は、これまで、石油エネルギー業界最大手であるＥＮＥＯＳグループのシンクタンクとして、石油精製・石油化学・石油開発を中心とした、エネルギーに関わる技術・経済調査、技術支援、現場教育に取り組んでまいりました。脱炭素社会実現への社会的な関心が高まる昨今、その実現に向けての世界の取組みや次世代エネルギー技術の動向等について、ＥＮＥＯＳグループ外のお客様よりお問合わせいただく機会も増えております。地球環境に対する社会・企業の意識の変化を感じるとともに、エネルギーに携わる企業としての社会的な役割の重さをあらためて実感しています。

エネルギー構造転換が社会へ及ぼす影響は甚大であり、企業の経営・投資計画、公共インフラの整備、人々の意識・行動、等、現代を生きる私たちがかつて経験したことのない激動の時代を迎えることになります。当社は、ＥＮＥＯＳグループとともに蓄積した経験・実績を活かしながら次世代エネルギーに関する最先端の技術・情報を入手・分析してお客様のニーズに合った情報をご提供することにより、この厳しい時代を社会が乗り越え、現在の豊かな生活を次の世代にしっかりと引き継ぐためのお役に立ちたいと考えております。